こんにちは!
さかき接骨院 榊原です。
今回は胸郭出口症候群についての事例をお話しします。
みなさんは『胸郭出口症候群』(きょうかくでぐちしょうこうぐん)という症状を聞いたことはありますか?
なかなか聞いたことがないと思いますが、症例としては結構多いのです。
なで肩の女性に多いといわれているのが 『胸郭出口症候群』(きょうかくでぐちしょうこうぐん)です。
しかし、実際は男性にも多くみられます。
胸郭出口症候群は、さまざまな原因で、神経の通り道が狭くなり、血管や神経を圧迫するため、『肩こり』『腕や手のしびれ』『手の血行不良(冷えやダルさ)』などの症状がでます。
『肩こり』『腕や手のしびれ』『手の血行不良(冷え)』って結構よく聞く症状ですよね?
耳鳴り、ふらつき感、後頭部から耳、口のあたりにピリピリなどシビレ感がでることもあります。
頚椎症、頸椎ヘルニアに異常が見当たらないのに症状がある場合に疑ってみます。
では、なぜこのような症状が出るかというと、
図を見てもらうと『中斜角筋』『前斜角筋』『第1肋骨』の間を『斜角筋隙(しゃかくきんげき)』といいこの狭い間を『腕神経叢』という神経の束と『鎖骨下動脈』が通ります。
ここの筋肉(中斜角筋、前斜角筋)が張ることによって骨(第1肋骨)に圧迫します。
もう一つが『小胸筋』が張ることによって『肋骨』『肩甲骨の烏口突起』に押しつけ圧迫することで症状が現れます。
本巣市 Nさん 男性の事例
バイクに乗る仕事が多く、トレーニングジムで筋トレを週4で行う。
初診時、頸部の疼痛、左肩の疼痛、左上腕部から小指のしびれ、頭痛を訴え来院。
来院の数日前より症状が現れ、睡眠時も痛みシビレがひどく頻繁に起きてしまい仕事にまで影響が出るようになり来院に至る。
検査時